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知らざぁいって聞かせやしょう

毎日悶々としてるんだよね

本当の怖さ教えてやるよ


女子校出身者に対して「なんか女子校って怖くない?」と言う共学出身者がよくいる。これは「共学にいた私可愛いでしょ(≧∇≦)b男の子の目を気にして毎日ブリブリしながら過ごしてたの♡女子校なんていじめとかあるんでしょぉ?」という自己肯定の言葉だ。私は小学校から大学までを女子校で過ごした。なんだよ、私の人生全否定か?なんだったら母親も祖母も小学校から大学まで女子校だよ。よーく聞け、共学出身の野蛮人ども(ごめん、言い過ぎた、反省はしてない)、本当の女子校の怖さ教えてやるよ。


私の女子校生活は目立ったいじめなどもなく平凡に過ごした。そう、怖くはない。女子のどろどろした派閥争いとか想像してた野蛮人ども、残念でしたぁ~!


でも女子校出身というだけで持たれるイメージによって起きた弊害は多々ある。


まず、女子校に対するイメージとして、お嬢様があげられる。

これは半分当たりで半分正解。お嬢様で共学に通っている人も多いだろうしね。

私はどちらかというと親御さんが会社員という世間知らずかもしれないけれどわりと地に足のついてる系の方々と仲がよかった。(私の父もサラリーマン)。私を含め、そういう子たちは特別にお嬢様という訳ではなかった。
もちろん○○の社長のお嬢さん、とかもいる。海外に別荘を持ってたり、価値も分からない段階からブランド物のめがねやら財布を平気でランドセルから出す子もいた。(「[Y華ちゃん]CHANELってところのメガネだ~」とブランド名だけ知ったのちに「CHANELって高いんだね!」とブランドの価値を知ることも多々あった)。でもそんな格差を気にしたことはない。なんてったって小学生の頃から一緒だから。


そう、小学生の頃は誰も自覚症状がない。シャッチョサンの娘も、しがないサラリーマン家庭の私も平等なのだ。価値観が形成されてない段階から同じ環境で過ごすのだから。

多くの人間は年齢が上がるにつれて「私は女子校出身、お嬢様なのよん」という自覚症状を持つようになる。
幼稚園、小学校出身者は気付いたら「クラスのみんなが女だった」というだけ。だから「女子校らしく振舞わなきゃ」とかいう意思がない。

しかし中高大では「自分は女子校に入学するっ」という強い意志を持った人たちが入ってくる。「私女子校出身だから~」とか言って高校3年間だけ女子校のヤツは多い。気を付けろ。そいつは自分が女子校に入れば素敵なイメージがつくと分かっていて入学したヤツだ。16年通ってた私からしたら鼻で笑ったついでに鼻息で吹っ飛ばしてやりたいくらいだ。


特に驚いたのは大学に入ってから。私は首都圏合コンしたいランキング1位の有名なF女子大に入学した。きっとみんな上品でおしゃれでキレイな子なんだろう…そんな期待と馴染めるかな…という不安を抱えて行った初日のオリエンテーション

え…?むしろ…イモい….。

話を聞けばみんな普通に公立高校出身だし、一般家庭の子。私みたいな地に足ついちゃってる系の女子校出身者ですら逆の意味で浮いた。よっぽど高校時代のがみんな大人びてたわ…ブヒブヒいわせてたわ…。

そう、たいていの学生は4年間をかけてF女スタイルに洗練されていくのである。「私はあの!有名なF女大の学生ですぅう!」そう名乗るのにふさわしい女性へと変化するのである。

Superfly*1みたいに頭にミサンガのような紐を巻いていた[Sちゃん]は4年のうちにコンサバファッションに華麗に変身していた。足が小さいため合う靴がないと悩みスニーカーやブーツばかり履いていた[Iっち]はマルイでスモールサイズのパンプスと運命の出会い*2を果たし、めでたくパンプスデビューを果たした。おそらく大学に入るまではパンプスを履きたいという悩みもなく過ごしていたのだろう。背負っていたリュックはいつの間にかサマンサタバサになり、最終的にはヴィトンになった。

そして私みたいな庶民は浮くんじゃないか…という心配とは違う意味で私は他の学生たちとのギャップを感じることとなる。


「私のおばあちゃまがね…」と話したら柔道部出身の[Sさん]に「なに?ふざけてんの?」と言われた。なにもふざけてないのに。どうやら祖父母を「おじいちゃま」「おばあちゃま」と呼ぶ風習が彼女にはなかったらしい。
「こええ……」
ふざけてなんかいないのに。お嬢様ぶってもいないのに。会って数日の人に「ふざけてんの?」とか言われたことねえよ…。

そう、私は知らず知らずの間に「庶民のくせにお嬢様的な振る舞いを身につけてしまった系女子」なのである。

半分居たリアルお嬢様たちに洗脳され、振る舞いだけはイッチョマエのお嬢様になっていた。
昼食のことを会食と呼び、さらにそれをナイフとフォークで食し、体育館で卒業式をするのは金八先生とごくせんだけだと思い込んで過ごしてきた12年。友人主催のお誕生日パーティーに行けば渡したプレゼントの倍の金額のお礼の品物が返ってきた。もちろん会場は都内の高級ホテルやレストラン。よそいきワンピースの1着や2着は持ってた。

この振る舞いや環境は普通ではないのですよ、と教えて貰わぬままリアルお嬢様と同じように過ごしてきてしまったのだ。


こうして私は引き下がれなくなった。いくら自分が一般庶民だと主張しても「ゆうて女子校出身じゃん」で片づけられてしまう。

→否定するのも面倒になる

→そうじゃ、私はお嬢じゃ!というキャラ設定で生きていくこととなる


本当のお嬢様と友達になり、同じ環境で過ごしてしまったゆえに起こった悲劇。

私をお嬢様呼ばわりしたみなさんに叫びたい。


ホンモノのお嬢様は埼玉の3LDKのちっぽけなマンションに住んでねえよ!!!!!

*1:愛をこめて花束を、いい曲だよね。よくカラオケで熱唱します

*2:マルイには20㎝からパンプスがあるらしいよ。

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