常識と非常識
昨日安い宇都宮餃子を購入してきた父。
にんにくが苦手の母ははじめからパスしていたのですが、調子にのってかなりの量を食べた私は、腹痛、吐き気、頭痛、じんましんに襲われ、ただ今絶食中、助けて。
よくよく聞いたらその餃子198円だったらしい…。そりゃ非常識な値段だよ、お腹壊しても文句言えない…。父は安心安全より安さを取る人間だった模様。
常識ってもんは人によって異なるってことです。
割ときちんとしたパーティーなのに異常な露出度で颯爽と登場する子がいたり、披露宴にムートンブーツ履いてる人が居たり。私は非常識だなぁ…と思うのですが、どうやら違うみたい。
人生いろいろあった[M]は、大学の同級生なんだけど3歳年上(4歳だったかも)のため、結婚式に出席する回数を増えたらしい。
そこで驚くマナーの数々。
真っ白なドレス、頭に大きな花…。どう考えても花嫁より目立つだろうという格好を、なんとウエディングプランナーをしている友人がやっていたそうな。
ウエディングのプロがそんなことをするのであれば、もうそれはウエディング素人は何をしてもいいよね…。
以前、私も披露宴に出席したことがある。真冬だったため、ストッキングは嫌だな…と思い調べたところ真っ黒のタイツではなければOKと書いてあった。
ネットを信じ、しかしストッキングじゃなくて申し訳ないよなぁ…なんて少しだけ後ろめたい気持ちでタイツで入場したが、そんな気持ちはあっという間に消え去った。ぎゃーぎゃー騒ぐ人。スリッポンみたいな靴で出席してる人。その他細かいマナー違反をあげたらもうキリがない。
二次会ではない。これは披露宴だ。ご両親も親族も出席しているというのに、その程度の身だしなみでいい、振る舞いでいいと思っている意識の低さに驚いた。親族の方もいる手前、友人である我々が新郎新婦に恥をかかせないようにマナーを守り節度を持った立ち振る舞いをしよう。そう思うのが常識ではないの…?
先日[M]が結婚したのでお祝いの品を送った。
前に友人が結婚のお祝いどうしよう~なんて言っていたので、イヤープレートやマグカップを薦めたら、割れ物はダメらしいんだよねと返された。
結果、彼女は食べ物をプレゼントしたのだが、今回贈り物をするにあたり調べたところ、どうやら消え物もいけないらしい。
ここまできたら常識もマナーもへたったくれもねぇ!
ネットで調べていたら、「既婚女性に聞いたお祝いに貰って嬉しかったものランキング」なるものが載っていた。
軒並みランクインしてるのが、紅茶、お菓子、皿、カップ、おしゃれな調味料セット…。
いやいや…
消えるし、割れるからぁぁ!!!!
でも、実際貰って嬉しいらしいので、私は可愛いプレートを贈ることにした。
常識とかもういい、喜んでもらえたらそれでいい。
銀座の一流店で購入したため、配送の際日付指定を大安の午前中にしてくれたり、のしについて「関東は内、関西は外ですが…」なんて豆知識を教えてくれたり丁寧に接客してくれた。
そんな一流店でも割れ物に関して言及されることはなかった。
常識ってそんなもん。時代と共に変化して、古きを知ろうとすることすら辞めた人たちが「非常識と思われる」また新たな常識を作り出す。
常識はもう、「私はリテラシーのある人間です」、ということを「リテラシーのある人間に対してアピールする」ためのただ道具に成り下がったのかもしれない。
ちなみにプレート、喜んでもらえました。結婚おめでとう♡